静かの海のパライソ9/27初日の視聴感想です。
ネタバレありなので、観劇前・視聴前の方は見ない方がいいです。
意訳あったりもしますし、あくまで個人的な意見です。
静かの海のパライソ 9/27初日の視聴感想
配信環境
毎度おなじみDMMでしたが、相変わらずのクオリティですね。
遅延・音ズレ・画像乱れ等一切なし。
最初から最後まで全くストレスを感じずに視聴できました。
テレビでもHDの高画質でしっかり見ることができます。
買うのも簡単ですし、本当に使いやすい動画配信サービスです。
カメラワーク
普通に何も思わず見ていたので、問題なしです。
変なところ映したりはあったかな?たぶんないと思います。
あらすじ
島原の乱がベースになっていて、分かりやすいお話だと思います。
史実をまとめた記事がこちら。
こちらに一通り目を通していれば、初見で理解できます。
とある任務に、鶴丸を部隊長として向かうことになります。
鶴丸国永、大倶利伽羅、浦島虎徹、日向正宗、豊前江、松井江の6振り編成。
編成は鶴丸が行ったもの。彼には何か意図があるようです。
着いたのは、島原の乱が勃発する直前の島原の地でした。
そこで襲われている少年と男に出会います。
鶴丸たちは助けに入りますが、少年は死亡してしまいます。
助かった男の名は、山田右衛門作(えもさく)。元南蛮絵師でキリシタン、現在は一揆の首謀者でした。
亡くなった少年の名は天草四郎。
島原の乱で民衆を率いて戦った、若きキリシタンの名でした。
四郎は本来ならまだ死ぬ時ではない。
島原の乱の終焉の地・原城で戦死するはず…歴史が変わったことを感じる刀剣男士たち。
その名を聞いた鶴丸は、鶴丸・浦島・日向を四郎の影武者として、「パライソ」と呼びかけ人々を集めることに。
松井は任務について鶴丸に尋ねますが、歴史を守ることだ、としか言いません。
腑に落ちない松井でしたが、浦島は「鶴丸と三日月を信じろ、と兄(長曽祢)が言ってた」と疑ってもいない様子。
島原の乱を知らない浦島は、幼い兄弟に出会います。
離れ離れになったという母を一緒に探す約束をする浦島。
一方、豊前と日向、右衛門作は豊臣秀吉の馬印(逆さ瓢箪)を持ち出し、日向を豊臣秀頼の忘れ形見だと偽り、人々を集めます。
鶴丸、浦島、松井は兄弟の母親探しを続行しながら、人々を集めていきます。
人々が集まっていく中、日向はあることに気づきました。
集まっているのはキリシタンだけではなく、大坂の陣で滅びた豊臣勢の不満分子であったり、農民だったりすることに。
鶴丸は、白の中に黒もいるし、黒の中にも白もいる。戦をしている理由は人それぞれだと語ります。
戦は間違い?刀は間違いの道具?
疑問を感じる日向と豊前。
兄弟の母親探しに張り切る浦島でしたが、
「おかあはおらん(死んだ)、余計なことはせんといて」兄の告白に胸を痛めます。
人々の集まりが大きなうねりとなり、強引な一揆勧誘や異教徒狩りにまで発展。
「パライソ」を盾にして正義を振りかざすキリシタンや民衆。
その軍勢は3万7千にまで膨れ上がります。
これが何を意味するのかを知っている刀剣男士たちは、鶴丸の行いに疑問を持ちます。
しかし鶴丸は「歴史を守ることが任務だ。人殺しをしても」と言い切ります。
鶴丸は大倶利伽羅に、月には「静かな海」があると言います。
そして、自分を憎まなきゃこんな戦はやってられねぇと語るのでした。
鶴丸たちが四郎の代役をしたことで、歴史は元に戻りつつありました。
あとは原城に幕府軍が攻め込み、なで斬り(皆殺し)にすれば歴史通りになり、任務は終わる。
鶴丸、大倶利伽羅、日向、浦島は原城へ。
松井と豊前は幕府軍へ。
松井は反発しますが、鶴丸にはとある思惑があり、それに気づく豊前でした。
松井は島原の乱の折、幕府軍として参戦し、キリシタンの血を吸っている刀です。
また同じことを繰り返すことになる松井。
でも、それでも向き合わなくちゃいけないことがあると鶴丸は言い、
それを乗り越える松井のそばにいてやれることに、豊前は感謝します。
原城では、右衛門作が降伏しようと鶴丸たちに相談していました。
歴史通りにするには、女子供も戦に参加し、全員がなで斬りにされなければいけません。
鶴丸は右衛門作に、
「なぜこれを始めた?戦を選んだことを背負え。子供を助けることはできない。これが歴史だ」
と、激しく詰め寄ります。
右衛門作は一人生き残り、幕府に捕縛されます。
鶴丸は空に浮かんだ三日月に話しかけます。
やるなら一人でやるべき。
大切なのは事実だ。
背負いながら生きていくしかない。
右衛門作も俺もあいつも。
松井と共に乗り込んだ幕府軍に斬られる兄弟。
浦島は倒れた兄弟を見て涙を流します。
「任務は成功だ」非情にも思える鶴丸の発言を聞き、思わず殴ってしまう松井。
しかし「これが歴史であり任務だ」と断言する鶴丸でした。
鶴丸は、生き残った弟のほうを三日月宗近の使者に預けることに。
三日月からの伝言「あまり無理をするな」に
「しゃらくせぇ」と言ってのける。
「ふざけやがって、助けてやれよ、救ってやれよ、命があるんだ!静かの海へ、パライソへ!」
と、鶴丸はやり切れない思いや悔しさをはき出します。
大倶利伽羅は鶴丸を案じ、「お前は崩れるな」と言葉をかけるのでした。
島原の乱、そののち、兄弟の兄のなきがらは天草四郎として処理され、歴史通りに幕は閉じます。
そこにはパライソで皆が楽しそうにしている風景が…
こんなかんじ!
意訳ありです
1部の感想
お話自体は救いがありません。
史実も救いがないですし、結末は分かっているのでそこまでどう持って行くかってところだけでしたね。
刀剣男士は人助けをすることもあるけれど、今回は非常にならざるを得ない歴史でした。
刀剣男士は善でも悪でもなく、歴史の守り刀なんだと言うことを強く感じる作品でした。
鶴丸が憎まれ役となり話が巡っていきますが、なぜこの役を鶴丸が担うのかは分かりませんでした。
三日月と鶴丸は何かありますよね。
ここを早く知りたいですね。
次回作では分かるのかな?楽しみです。
大倶利伽羅が鶴丸の理解者としていてくれるのが嬉しいな、って思います。
浦島もけっこう辛い役どころだと思います。
島原の乱を知らずに来て、なで斬りだ、助けられないってなってメンタル心配。
弟は助かったので良かったですが。
日向はもっと幼いイメージがあったけど、しっかりしてて好感度アップしました。
衣装がかわいくて見るのが楽しみでしたが、予想通りかわいい仕上がりでとても良かったです。
豊前は、鶴丸の気持ちや松井の気持ちも分かっていて、任務もこなしつつ松井のサポートもするという男前。
一見あっけらかんとしているようにも見えますが、いざという時は頼りになる兄貴って感じですね。
豊前はマジでイケメン。
そういえば、松井の髪型がアシンメトリーだって初めて気づきました。
パライソは松井のお話でもありますね。
本来ならキリシタンを斬らないところだと思いますが、あえて刀だったと同じ幕府軍にもっていくところが刀の宿命のようで、切ないです。
他の刀にも言えますが、刀だったときの出来事を乗り越えなくてはいけない刀剣男士が多いこと。
「刀剣男士は刀が人間になった」って触れ込みの単純なゲームだと思っていたら全くそんなことはなく、刀剣乱舞の面白い部分がこの葛藤だと思います。
おたく風に言えば「知れば知るほど沼が深い」ってやつですね。
劇中歌はひとり2曲ぐらいソロあったかな?
2人で歌うのもあったので定かではありませんが、ひとりひとり見せ場はありました。
剣舞のような、舞のようなソロが良かったです。
2部の感想
全員
松井
倶利伽羅、豊前
浦島、日向
鶴丸
全員
こんな感じの順番でした。まだあったけど忘れた。
大倶利伽羅と豊前はアダルトな感じ。
浦島と日向の縄跳びかわいい。
鶴丸の髪飾りかわいい。
2部はあっという間に時が過ぎました!
静かの海のパライソ キャラの感想
鶴丸国永(岡宮来夢)
部隊の憎まれ役をやり遂げています。
いつもいい声ですね。
岡宮くんいつも堂々としていて、安定感があります。
歌うまくなってるー!ミュージカルこなしているだけありますね。さすが。
大倶利伽羅(牧島輝)
鶴丸のお話を聞く役目。頼もしい大倶利伽羅です。
出番としては控えめ。
歌うまいです。
梅干し貰ってる大倶利伽羅がかわいい。
浦島虎徹( 糸川耀士郎 )
鶴丸に続いて難しい役どころ。
兄ちゃんたちのことを信じ、鶴丸は信じているけれど…この矛盾する気持ちをうまく表現していました。
糸川くん、この格好かわいいですし、原作そのものっぽいのがいいですね。
モリステルイスとは全然違う姿が素敵でした。
日向正宗(石橋弘毅)
かわいいは作れる。ってぐらいかわいい衣装でした。特に2部。
石橋くんは少年っぽさが魅力なので、どうかなー?って思ってたけど、全然いける。
話し方が聡明そうな日向でした。
梅干し作りしてるのかわいい。
豊前江(立花裕大)
めっちゃ男前!マジで本物。
失礼だけどあの髪型であれだけ男前はすごくないですか?
2部の最後の衣装もかっこよかったです。
いつ見てもイケメンすぎます。
松井江(笹森裕貴)
松井江の衣装が好きなんですが、ひらひらを着こなしている笹森くんに拍手。
めちゃくちゃ細くてびっくりしました。
スレンダー美人。
松井と豊前のシーンはどれもとても大人っぽい雰囲気でした。
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