舞台刀剣乱舞 天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣- ネタバレ視聴感想 刀ステ

2021年2月17日のマチソワ感想です。

最初に言っておきたい事があります。DMMライブ配信はテレビ視聴ダメだった。

開演待つ間だけでも結構止まってて、結局パソコンで視聴しました。

(再配信はテレビで無事見られましたー!画質メチャ良いです。BDぐらい?とにかく良いですよ)

パソコンでもソワレの2幕、ちょうど盛り上がるところから回線がつながらなくなってやきもきしましたが対応早くて感謝。

再ライブ配信が各2回に増え、配信期間が1日長くなりました。

2/17のマチネ・ソワレごちゃまぜ感想です。

あくまで個人の意見ですし、違うぞーってところもあるかもしれません。

最初に作品を見るのが絶対楽しいと思います。

目次

舞台刀剣乱舞 天伝 視聴感想

毎度思うけど、情報量が多く集中して見ないと置いていかれます。

ぜんぜんまとめ切れてません。

ステアラについて

刀剣男士はいつもより控えめな数。

少数で動くことで、ソーシャルディスタンスだったり、キャストの省エネ(になってないけど)も考えたのかなあと思います。

各セットをいろいろ見せつつ使うには、少人数のシーンが多いほうがいいのかな?

おかげで一人一人の芝居をしっかり見ることができました。これが個人的にとても良かった。

セットが豪華。5、6パターンぐらいあったかな?迫力ある場面ができていると思います。

ステアラの舞台はセット込みで演技しないと、広い間が持たないっていうのもあるかもですね。

スクリーンに映し出される映像は、襖の意匠なんかも取り入れられててとても派手。綺麗です。

セットが多様で色んな仕掛けがあり、それに伴い珍しい演出が見られるのもステアラならではです。

<定点配信について(全景)>

全景で丸い劇場なのがよく分かります。

客席回転により場面での暗転なし、シームレス。

左右にとってもワイド。スクリーン映像は迫力があります。


やはり全景は必要。

メイン外でアドリブしている刀剣男士が見られるのは全景だけ!

メインカメラではとらえきれない部分が見られるのは貴重。

劇場が広いので見切れでも映らない時があります。

舞台とスクリーンを横長く使ってるときは全景の方がきれいに見える。

(鯰尾と骨喰が家康側を偵察しているシーンとか)

定点版とスイッチング版どちらを買う方がいい?

普通にスイッチング版です。やはりお芝居がよく見えるのがいいと思います。

全体を見せたい演出の時は引きの映像もありますし。

舞台刀剣乱舞 天伝 あらすじ

今作はタイトルの通り、大坂冬の陣で繰り広げられる刀剣男士の戦いになります。

完全な天下取りを目指す徳川家康と、それに従わない豊臣家との存亡をかけた戦いが大坂の陣です。

ベースとなる冬の陣をなぞりながら、刀剣男士と因縁のある人物・弥助が豊臣家につくことで、豊臣家の家臣・大野治長と真田信繁、それぞれの願いが歴史改変につながってしまうことに。

また、徳川家康や豊臣秀頼も「私たちが知る歴史の人物」とかけはなれた性格のようで、歴史改変を起こしかねない強い意志を持っています。

終盤は手に汗握る展開となっておりますよ。

冬の陣の歴史を知っておくと話が分かりやすいです。

舞台刀剣乱舞 天伝 物語のポイント

それぞれの思惑がはっきりしているので分かりやすいです。

弥助

信長を諸説に逃がす(信長の刀から刀剣男士を顕現させ、本能寺で信長を逃がす)

大野治長

豊臣秀頼をお守りする。(薩摩に逃がして生き延びさせる)

真田信繁

戦でどんな手を使っても勝つ・秀頼を逃がす(架空の真田十勇士を刀剣男士として顕現させる)

徳川家康

つわものの様に戦で死にたい(実際は長生き)

豊臣秀頼

自分の力で天下人になるために戦に出る(実際は戦に出たことがない)

諸説に流す

諸説(逸話やうわさ)を利用し、歴史上の人物が諸説の通りに行動する。

表の歴史は変わらないという話だが…?

刀剣男士を顕現させる

審神者以外が顕現させるには、持ち主に縁のある刀に強い逸話をつける必要がある。

刀剣男士と戦ったという逸話をつけるために、刀剣男士をおびき出す。

歴史を変えずに諸説に流す

結局のところ歴史改変には違いないように思いますが。

歴史を変えないまま生き延びることは不可能に近い気がします。

刀剣男士は「歴史の守り刀」だから、歴史はそのままの歴史通りでなければならない。

諸説が事実であってはダメなんですよね。

山姥切の「(歴史を守るのは)本能」という言葉が好きで、刀剣男士は人間の姿かたちをしてるけれど、人間ではないのだなと改めて思ったシーンでした。

個人的には、諸説が事実でも面白いと思います。

ロマンがありますし、事実は誰にも分らない以上絶対に作り話ともいえないですよね。

でも「諸説」というからには、それ以上でも以下にもなりえないってところでしょうか。

真田信繁の強い思い

「歴史の守り刀」に対抗して、「歴史に抗うための力」真田十勇士刀剣男士として顕現させると言う真田信繁。

(初見では信繁の行動に戸惑い、2回目以降の視聴では、信繁のやることがいちいち意味深に見えて2度楽しい(笑))

刀剣男士を顕現させられるなら何でもやり放題ですよね。

かといって、審神者以外ではそう簡単に刀剣男士を顕現させられないわけで。

従者の命を犠牲にしても真田十勇士は顕現させられなかったんですよね。

でも信繁は自分の命を犠牲にして、みずから歴史改変をしてしまいます。

信繁は九度山で、弥助から豊臣の未来を聞いていましたね。

夏の陣で信繁が戦死することも。

ところが今は冬の陣

「あ!歴史変わった!」ってググッと物語に引き込まれる部分です。

その後、大千鳥十文字槍が歴史の改変を形だけでも食い止めようと、信繁の影武者に。

さらに、夏の陣に三日月が現れるとか、やっかいとか、何しようとしてるか確かめないとって言ってます。

終盤に、山姥切は「冬の陣は史実通りだ」って言うのよね。影武者成功してますね。

そうそう、阿形吽形が真田の刀を「顕現」してもらおうとか不穏なことを言ってました。

弥助の企み

弥助は信長の刀で刀剣男士を顕現させ、(その刀剣男士を本能寺へ送り)信長を本能寺から逃がすことを企みます。

弥助も信長に対する思いは強かった。

けれど、その身を犠牲にしても、刀剣男士として機能するものは顕現させられなかった。

そもそも「弥助の死にざまの物語」なんて、怨念は込められても、良い刀ができそうな気はしませんが。

刀剣男士になれなかった刀のなれの果て「信長様まもる」が哀れに思います。

こんなシーンを見ると、改めて審神者や刀剣男士は、とても神聖で高潔なものに感じます。

悲伝で鵺が顕現できたのは、かなり強い物語を持つ刀ばかりだったからでしょうかね。

本丸のこと

気になる本丸についての情報もありました。

太閤左文字は「山姥切が修行に出た後の未来の本丸」から来ているのですが、こんなことを言います。

「(山姥切は)旅に出て本丸には帰らなかった。歴史をはじめから」ここで清光にさえぎられます。

(ここは山姥切と清光しか知らないエピソード)

でも太閤左文字はこうも言います。「いつか必ず帰ってくる」と審神者が言っていたと。希望はある。

(この時は他の刀剣男士もいたが、話を理解しているかは不明)

散らばったパーツが徐々に集まってはいますが、まだまだ推測の域を出ないのでまどろっこしいばかり。

夏の陣ではまた何か分かるのかな。

舞台刀剣乱舞 天伝 1幕の見どころ

秀頼と一期一振、家康と太閤左文字、家康と加州清光、などの絡みがあってこれがなかなか楽しい。

太閤左文字劇場

権現様がめっちゃ頑張ってダンスしてる(笑)

秀頼と権現様のコントみたいな踊りが癖になる面白さ。

鯰尾を連れ戻す山姥切を見て!とてもかわいいんです(アドリブかな)

清光と骨喰は映らなかった…残念。何してるか知りたかったのに。

黒田官兵衛と時間遡行軍

黒田官兵衛が時間遡行軍を2匹も飼っていたのは驚きだし、官兵衛の書なるものとは一体?

日記のようなものを書いてたんですかね。官兵衛恐い。

時間遡行軍って、飼いならしたり、戦いを教えたりもできるらしいです。

名前もついてたし。「阿形」「吽形」

官兵衛は今回の黒幕?

真田信繁と山姥切国広

真田信繁と山姥切の会話。

ここを聞いとくと話の迷子にならないです。

逸話や、刀剣男士の顕現の条件などについて、信繁と弥助が詳しく話してます。

豊臣秀頼と一期一振

一期は焼け落ちて記憶がないんですよね。

でも大坂で秀頼に会ったことで、秀吉の記憶を思い出していきます。

秀吉が豊臣家の守り刀「一期一振」に祈りを込めていたことも。

豊臣の守り刀としての一期一振の使命感たるや。

夏の陣で秀頼様が自刃するのを知っていても、冬の陣ではお守りしなければならない。

歴史を守るということは残酷なことでもあります。

一期一振が豊臣秀頼にひざまずくシーンはただただ絵になる。

舞台刀剣乱舞 天伝 2幕の見どころ

諸説に流す

「花のようなる秀頼様を鬼のようなる真田が連れて~」(幻の城でも見たなぁ)

過去に戻り、九度山で信繁と弥助の密約からスタート。

強い諸説とそこに関わる人物が、より所説を歴史に近づける。発想が面白いです。

信繁は、治長から未来のことを知らされていることが(観客にも)分かるわけですね。

初期刀会話

滝での山姥切国広と加州清光。いいですね、初期刀会話。

清光は山姥切と共に「始まりからある刀」だそうです。

単純に初期刀という意味か、刀ステで早くに顕現しているという意味か考えましたが、後者でしょうかね。

今までは一緒に出陣したこともあまりなかったようですが、仲はいいです。

お互い信頼している様子がうかがえます。

「写しであることは俺が俺であること」まんばの成長と、見守る清光。

滝での会話は、山姥切が怪我で腹巻状態、清光も薄着でエモいシーンとなっております。

それぞれの冬の陣に掛ける想い

それぞれが冬の陣に「間に合った」と連呼しています。

最後の戦にかける「つわもの」たちのそれぞれの思惑が交差する瞬間です。

雪の降り始めた真田丸が、戦の厳しさを予感させます。

一期が秀吉に語りかけるシーンは、静かであたたかい一期の気持ちが伝わります。

蒼空

人間ドラマも濃く展開していきます。

太閤左文字の話す「蒼空」に秀頼や一期が救われるのが最高にいい。

「秀吉も秀頼も大きくて広い蒼空」「いちごっちも蒼空」

この言葉に一番救われたのは、一期だと思います。

徳川家康と加州清光

家康と清光の一騎打ちは、清光の内なる激情が垣間見れるシーン。

戦で死にたいという家康に「あんたには生きていてもらわなくちゃ困る。江戸時代が続いたから、(幕末になり)あの人(沖田総司)に会えた」という清光。

いつも余裕な態度の清光が、自分の気持ちをはじめて吐露する場面です。

清光の激しい刃を受け、家康の気持ちも動くんですね。

「こんな男(清光)を従わせるとは、どんな男か会ってみたい」と。

沖田君と一緒の清光は、きっと幸せだったんだろうな。

真田丸の戦い

真田丸の戦い以降は見どころだらけで目が離せません。

全セットを使用した真田丸の戦いですが、目が足りないってやつです。

ステアラの機構をフルに使用した圧巻の演出。

音楽もノリノリで最高のショーになっています。

みんな総出でめちゃくちゃ楽しい。お祭り騒ぎな感じでわくわくします。

山姥切は滝から出てくるし、一期は「お覚悟」って言ってるし、骨喰が棒からすっと降りたり、見どころ盛りだくさんです。

蜘蛛のようなユニークな遡行軍もいたりしてここは何回も見返したいところです。

大千鳥十文字槍と泛塵の登場

大千鳥十文字槍と泛塵の登場。

ここは夏の陣につながる伏線でしょう。

三日月が話題になっているということは…?

一期と秀頼の話は丸く収まりました。でもそれ以外は火種を残しまくりです。

夏の陣が待ちきれません。

そうだ、マウスガードいらない気がする。

すみません急に現実に戻った。

あえてダメなところ。

と言ってもいつも刀ステで言われていることですが。

話が長い。休憩なしでも3時間10分ぐらい。

人間組が話を回しているぶん、出番も会話も多いです。

あと、軽くでも歴史を知っておいた方が格段にストーリーが頭に入りやすいです。

舞台刀剣乱舞 天伝 キャスト感想

一期一振

とてもロイヤルないち兄です。声音も品があって優しそうで、立ち姿も綺麗。

秀頼様に微笑んでいるいち兄が好きだ。秀吉に語りかけるシーンも好き。

とっても暖かい雰囲気があって、なんだろう、本田くんの持っているものかな。

ぎっくり腰大丈夫?って心配になるぐらい動いてましたが、他の刀剣男士と比べるに、殺陣は控えめだったんでしょうね。

少しの殺陣でも上手いなあと思ったので、全快したら本来の殺陣が見たいです。

山姥切国広

まっきーは相変わらず美人ですね。まんばファンにはたまらんシーン多し、絶対見るべきです。

いつもながら殺陣がかなり多いです。が、しっかりこなしていてさすがだなー凄いなーって見てました。

しっかり近侍してるまんばを見られてうれしい。でもここから悲伝に行くと思うと複雑な心境です。

初期刀会話がとにかく楽しかった。みんなが見たかったやつですね、きっと。

清光・国広呼びがまたいいんすよー。この2人絶対仲良しだわ。

加州清光

私の初期刀がここにいたわ!

声音、しぐさ、殺陣すべてが私の清光だったの!(殴られそう)

クールな雰囲気なのに熱いところもあるし、爪を気にしたりと可愛いところも持ち合わせている。最強。

脱力系というか、生意気というか、そんな話し方がまたいいのですよ。

特に体型が清光。天才かな?

真剣必殺のはだけた姿が本当に清光なんです。滝でのシャツ姿がまたよかった。

殺陣中に一瞬止まった時のポーズも清光なんですよ。

ドスがきいた声も聞けて満足。めちゃくちゃかっこいい。

普段はかわいくしてるけど新選組の刀らしさが出る部分。

そうそう、殺陣はまんばの次に多かったと思います。見せどころも多く(家康との絡みとか)清光ファンには嬉しいところ。

松田くんに関しては以前に薄桜鬼とKを拝見してます。

動けるし芝居もうまいので信頼感しかなかったですが、動いているところを見たらそれ以上に良かったです。

また刀ステに出て欲しいです。(特命調査来る?)

鯰尾藤四郎 骨喰藤四郎

ニコイチ感が特に強い2人。バランスとれてていい感じです。

アクションは走ったりが多いですね。2人で一緒に行動しながら会話してるのがまたかわいい。

ツイッターで見るたび2人の体型が似てるなーって思ってたんだよね。(衣装のせいかもだけど)

北川くんの骨喰めちゃくちゃ良くなってる。メイクもウイッグもとても良かったし。すっごく綺麗。

北川くんのばみはクールだけどしっかり周りと調和しているところがいいですね。

ツイッターを拝見している時から思っていたのですが、前嶋くんのずおはアニメっぽい。もちろんいい意味でですよ。

アニメから抜けだしてきたかのようなかわいさです。

宗三左文字 太閤左文字

2人の会話にほっこりしました。宗三がお兄さんって感じでメチャ仲いい。

宗三は思い悩んでる印象が強いので、優しくてよく笑うお兄さんがなんかすごくよかったです。

佐々木くんはいるだけで場が引き締まるというか、プロですよね。綺麗だしそつがない。

確かに傾国なんだけど、とても男らしくかっこいい部分がよく出てる。

虚伝を経て迷いがなくなった宗三は、めちゃ頼れるお兄さんになってた!

太閤左文字はめちゃくちゃ元気でよく動く。ただ絵のイメージと違うなあとは思った。

でも気持ちいいぐらい良い子なのでこれはこれであり。

人間組

弥助のセリフの多さと殺陣の多さがすごい。

出てきた時点でまた何か企んでるなと思ってたけどやっぱり企んでいた。

でも信長様一筋であまり憎めないのも事実。

権現様、踊るし殺陣はするしクソ連呼だし、とてもパワフル。

狸オヤジってイメージありがちですけど、戦好きな駄々っ子おじいちゃんだった。

一番人間臭い人。

家康もよく動くし殺陣も多いです。

真田信繁はまっすぐな人物。

自分の力を試したい。戦場に出て勝ちたいという欲がある。

野心あるなと思いました。

1幕の山姥切とのシーンが非常に良かった。

大野治長は秀吉との約束を守るために秀頼を助けたい一心、真面目なイメージ。

人間組のなかでは比較的おとなしい。

豊臣秀頼は母のいいなりとかひ弱なイメージがありましたが、これはちょっと違った。

添え物の世継ぎを嫌い、自分の力で何とかしようとしているのは分かる。

けどやはり坊ちゃんなんだよなーと思う部分もある。

演技かは分からないけど、ちょっとたどたどしいというか拙い感じがします。これがいい味出してる。

「花のようなる秀頼様」が見事に再現されていて眉目秀麗。

阿形吽形は人間ではないけど、2人の会話がなんか可愛い。

吽形のしゃべり方が可愛い。

刀の束持ってるさまが可愛い。

舞台刀剣乱舞 天伝 次の配信は大千穐楽!

次の配信は2021年3月28日(日)の大千穐楽。

カメラ18台(今回は9台だったので倍ですね)なのでまた色々発見があるのではと思います。

舞台は生もの。1か月半後の進化が楽しみです。

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