「舞台PSYCHO-PASS サイコパス VV 2」ネタバレ感想 初日 ppvv2

舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice 2

2020年11月20日、初日の感想です。

ネタバレありまくりなので観劇前の人は絶対見ないでね!

私の主観なので参考にしないでね!ここ大事!

聞き間違いや勘違いもあるかも。

言葉の意味なども省略します。

作品中に出てくる「トロリー・プロブレム」の解説はこちらから。

目次

「舞台PSYCHO-PASS サイコパス V V 2」 雑な感想

セットは前作よりパワーアップ。

真ん中に回転するセットがあるから演技しながらの場面転換が可能。シームレス演出に近いです。

wifiを使用したデバイス同士の会話は健在。前作同様モニターも駆使されてます。

アニメの曲もクライマックスで使われてよき。OPは言わずもがな。

個人的にオーダーメイドスーツが好きすぎる。

NNDの軍服は普通に感じた(色のせいかも)ただNNDという場所には似合ってると思う。

ドミネーターの演出がパワーアップ。そして出番も多い。

リーサル・エリミネーターも出ます!へぇーこんなふうな演出なんだと思って見てました。

冒頭でいきなりスタッフが出てきて、公演中止とか言われて客席がどよめいていた。

演出だったんだけど、これにはパソコン越しでもかなりドキッとしました。

初見でこれはきつかった。このご時世だし劇場の人はかなりドキドキしたと思う。

今回は嘉納火炉(和田琢磨)が監視官になってすぐの話です。

話は一本道で非常に分かりやすく、トロリー・プロブレムに関しても嘉納が分かりやすく教えてくれる。

そしてばっちり話に絡んでくる。

最初からヒントがあるので、行方不明になった執行官がだれか見当がつきます。

3係のメンツが少ないせいか、わちゃわちゃ感が足りない。何か物足りないです。

仲間感が薄いので、好みが分かれるところ。

やられ役と最初から分かってるし、あっさり感が否めないですね。

前半、NNDの核心に迫るまでは、3係のエピソードを交えながら捜査していく感じ。

NNDで神宮寺(荒牧慶彦)サイドのシーンがちょこちょこ挟まってくる。

雑賀先生が出てきてびっくりした!実写化?(2.5次元化?)

後半、神宮寺が意味深なセリフをつぶやいたところぐらいから面白さが加速してくる。

共闘シーン以降は見逃せないシーン多し。

ラストまで怒涛の展開で、謎が一気に解ける気持ちよさ。

神宮寺と5人の職員がトロリー・プロブレムとなり、素晴らしいシンクロ具合です。

潜在犯で深淵を覗いた神宮寺と、何も知らず残酷なことをしていた職員。

嘉納はどちらも選択して狂ったのかな。

ここは鳥肌が立つぐらい面白かったです。

(嘉納が神宮寺の刀で皆殺しするシーンは5人以上いて???ってなった)

そのままラストまで行くと前作につながるので、PPVVをまた見たくなる永久機関のできあがり。

この事件の後に、3係に入る監視官が九泉なんですね。

しかし九泉の画像でかいな。って思いませんでした?

殺陣は多め。ステゴロあり、刀ありと盛りだくさん。

神宮寺の殺陣が早くて、他がゆっくりに見えてしまう。

元々殺陣が早い人は、合わせている感ありあり。

公演後半は慣れてきて全体的にもっと良くなると思う。

「舞台PSYCHO-PASS サイコパス V V 2」 人物所感

嘉納火炉

嘉納役、和田くんは安定の演技、カテコでとてもうれしそうで、笑顔で良かった。

最初はちょっと気弱で正義感にあふれていたのに、ラストでは前作の嘉納監視官になっていてさすがうまいなと思った。

とにかく、ちょっとした表情の変化が秀逸。

「狂気の獣」だった過去の話・蓋をした過去というのは何だったんだろう。

狂ったのはトロリープロブレムのラストの選択だよね、それは見てて分かった。

あまり心理描写がないので、きっかけとかは分からなかったな。見落としたのかも。

神宮寺司

軍服の時も普通にかっこよかったが、帽子をかぶったら10割増しのかっこよさ。

こういうのなかなか見られないから貴重。

荒牧くんはとても素敵!今日も美しかった。

役どころは面白いけど、少し物足りないような気がした。もっと掘り下げてくれたらよかったかな。

殺陣はまんばみたいにくるくるしてた。

3係

高崎はスレンダー美人。

キックした時の足の高さ!かっこいい。

ちょっと棒読みだけど、そういうキャラと言えなくもない。

御子柴はやる気に満ちた新人執行官を爽やかに演じていましたが、サイコパスのキャラの中では薄め。

周は大人で良い人。ちょっと疑ったけどいい人だった。

やはり薄い。生きているのかは不明。

光宗悟

今回一番の衝撃が光宗役、多和田くん。

ビジュアルも演技も良かったです。

蘭具と関係あるのかな?ないのかな?と思いつつ見てました。

結論、光宗は蘭具です。さらに人間じゃありません。

キャストが蘭具と同じ理由が分かり納得しました。

しかし、誰でも(ではないかもしれないけど)成り代わりが可能と考えると、全てに疑惑しかなくなるよなあ。

これを踏まえてPPVVを見直すと、さらに地獄感がましましではないかと思います。

あの時のあれは演技だったのか?とかね。考察がはかどりそう。

ただこうなると、PPVVのわちゃわちゃ3係の面白さが消える気がしないでもない。

純粋に箱押ししていたPPVVの3係どこ~~~?ってなる。

蘭具の人格が演技なのか、機械だからリセットされた新しい人格なのか?

謎は残ります。

「舞台PSYCHO-PASS サイコパス V V 2」 評価

なんだろう、お話としては面白かったけど、PP感が薄かった気がする。

人間の足掻く姿があまり感じられなかった。苦悩が見えにくいというか。

3係のキャラが薄いです。

前述したように、人数が少ないせいもあるけど。

特に嘉納が何を考えているか、あまり見えなかった気がする。

嘉納の過去はこんなだったのかーと新鮮に見たけど、心理描写が少ないので勿体ない。

神宮司は話が進むほどに見えるものはあったが、深淵のくだりを説明セリフだけではなく、芝居で見たかったな。

神宮寺が今回だけのキャラなんて、勿体ない気がする。荒牧くんだし。


前半に気に入るシーンがあまりなかったのと、淡々と進み過ぎてて正直イマイチ。

ただ後半は面白いです。PPVVファンなら後半は絶対見るべし!

個人的にはPPVVの方が好き。

過去の話をするなら九泉編も見たい。


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